オルニチンと成長ホルモン
オルニチンと成長ホルモン
オルニチンと成長ホルモンには、深い関係があります。
オルニチンを十分に摂取することができれば、
成長ホルモンの分泌を促進させることができます。
成長ホルモンは、脳下垂体の前葉のGH分泌細胞から分泌されるホルモンで、
191個のアミノ酸からなり、人の成長に関する作用や代謝に関する作用があります。
◆成長ホルモンの働き
・骨粗鬆症の予防
・身長を伸ばす
・筋肉の成長
・栄養素の代謝促進
・血糖値の安定化
・体内の恒常性の維持
・体脂肪の燃焼
・アンチエイジング
・シワやたるみの改善
・疲労回復の促進
成長ホルモンは、成長期の若いときにはバンバン分泌されますが、
加齢とともに、分泌量はドンドンと減少していきます。
若い時に比べて、年齢を重ねると太りやすくなってきたということも
成長ホルモンの分泌に大きく関係しています。
◆成長ホルモンが減る原因の一例
※下記以外にも原因不明の事例があります。
・加齢
・睡眠不足
・運動不足
・栄養不足
・脳腫瘍
・ストレス
また、成長ホルモンの分泌が減少すると以下のような症状がでてきます。
◆成長ホルモンの分泌減少の影響
・コレステロールの異常
・心臓疾患のリスクの増大
・糖尿病のリスクの増大
・動脈硬化
・筋肉の減少
・体脂肪の増加
・骨粗鬆症
・老化の促進
・慢性的な疲労
・シミ、シワ、たるみ
・ハゲやすくなる
以上のことから、人体の健康には成長ホルモンは不可欠です。
この成長ホルモンの分泌を促進させる成分として、オルニチンが役立つのです。
オルニチンを摂取すると、オルニチンサイクルが活発化されます。
ちなみに、オルニチンサイクルとは、体内で生じたアンモニアを、
肝臓の細胞内のオルニチンと反応させて、アンモニアを無毒な尿素し、
尿素がつくられた後、ふたたびオルニチンは再利用されます。
このオルニチンサイクルの過程で、アルギニンというアミノ酸の一種が生成されます。
このアルギニンが、成長ホルモンの分泌を促進させるのです。
成長ホルモンを効率的に分泌させる為には、
十分なオルニチンの摂取はもちろんですが、特に寝る前にも摂取するようにしましょう。